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ストックフォトとは?知っておくべき基本知識

写真とカメラのストックフォト

ストックフォトって何か知っていますか?

ここでは、Webサイトをはじめ、イベント・プレゼン・パンフレットなど、様々な用途にイメージ画像として使える「ストックフォト(サービス)」について説明していきます。

ストックフォトとは

ストックフォトって何?

ストックフォトとは、Webサイト・広告・テレビなどのイメージ画像として使用することができる、有料の写真(画像)素材です。

ストックフォトサービスは、プロアマ問わず多くのクリエイターから投稿される写真(画像)素材によってサービスが成り立っており、あらゆるメディアや媒体で使用されることを想定した、様々なシーンやシチュエーションの写真(画像)素材が揃っています。

ストックフォトと「フリー素材」の違い

「ストックフォト」と「フリー素材」の大きな違いは、写真や画像などの素材を、「有料」で使用できるか「無料」で使用できるかの違いになります。

いずれも、各素材の著作権は「素材の作成者」や「素材を提供するサービス」にあるので、各サービスの利用規約に沿って素材を使用する必要がありますが、有料サービスであるストックフォトは、素材のクオリティが高く権利関係も明確なので、安心して使用することができます。

ストックフォトの利用方法

無料登録でアカウントを作成

ストックフォトサービスでは、まずはアカウントを作成(無料登録)してユーザー登録することが一般的です。

アカウントは、「メールアドレス」と「任意のパスワード」のみで作成することができ、アカウントを作成(無料登録)すると、お気に入りの素材をコレクションとして登録できたり、ダウンロード(購入)した素材の履歴が確認できるなど、自身の購入プランや履歴などを「マイページ」で確認・管理することができます。

料金プランの確認と決済

そして、各サービスの料金プランを確認し、希望の料金プラン(単品プランや定額プランなど)を購入すると、写真や画像などの素材をダウンロードすることができます。

なお、ストックフォトサービスによっては、無料で使用できる素材(写真や画像など)や無料のテンプレートなど、会員特典を提供しているサービスもあるので、まずは会員登録をして無料の範囲内で利用してみる方法もあります。

ストックフォトの購入方法

ストックフォトの料金プラン

ストックフォト(サービス)では、一般的に、以下の3種類の料金プランが用意されています。

  • 素材ごとに料金が設定されている「単品購入」
  • 素材数で料金が設定されている「プリペイド購入」
  • 月額定額で規定の素材数を利用できる「定額購入」

例えば、ストックフォトサービスの『shutterstock(シャッターストック)』では、定額制とプリペイドパックが用意されていて、定額制では、1ヶ月にダウンロードできる素材数に応じて、4つの定額プランを選ぶことができます。

ストックフォトの支払方法

ストックフォト(サービス)は、基本的にクレジットカードやPayPalでの支払いになります。

例えば、ストックフォトサービスの『PIXTA(ピクスタ)』では、クレジットカードやPayPalをはじめ、利用プランによっては「ペイジー」「ネットバンキング」「コンビニ決済」「銀行振込み」など、様々な支払い方法を選択することができます。

ストックフォトの権利関係と利用規約

ストックフォトの権利関係

ストックフォトサービスでは、一般的に、「ロイヤリティフリー(RF)」と「ライツマネージ(RM)」の2つのライセンスで、写真や画像などの素材を取り扱っています。

  • ロイヤリティフリー(RF)
    一度購入(ダウンロード)した素材は、利用規約の範囲内で何度でも使用できる。
  • ライツマネージ(RM)
    購入(契約)する度に、素材の使用目的や使用期間の契約が必要で、その都度料金が発生する。

近年では、一度購入した素材は何度でも使用することが出来る「ロイヤリティフリー(RF)」が主流で、多くのストックフォトサービスでは、「ロイヤリティフリー(RF)」のライセンス形式で素材を販売しています。

ただし、いずれのライセンス形式も、素材の著作権は「素材の作成者」や「ストックフォトサービス」にあるので、著作権も含めて譲渡されるものではないことを理解しておく必要があります。

ストックフォトの利用規約

ストックフォトサービスでは、購入(ダウンロード)した写真や画像などの素材を使用するにあたって、利用規約が定められています。

利用規約の主な例としては、素材の「著作権が誰にあるのかといった権利の所在」をはじめ、素材の「使用用途や使用目的についての制限(禁止事項)」など、素材を使用する上での権利関係やルールが記されています。

なお、ストックフォトサービスの多くは、素材の「商用利用」が可能になっていますが、「商用利用」する場合の条件は各サービスによって異なるので、収益性のあるWebサイトや広告などで素材を使用する場合は、各サービスの利用規約を確認してから使用するようにしましょう。

ストックフォトを利用するメリット

ストックフォトを利用するメリットは、おもに次の3点を挙げることができます。

  • 素材(写真や画像など)のクオリティが高い
  • シーンやシチュエーションが豊富
  • 素材(写真や画像など)の権利関係が明確

気に入った写真や画像などの素材を、他者に公開することなく個人的に楽しむだけなら、無料でダウンロードすることができる「フリー素材」で十分かも知れませんが、Webサイトをはじめ、パンフレットや広告などで写真や画像などを利用する場合、上にあげた3点はとても重要な要素になってきます。

この点、ストックフォトサービスでは、クリエイターから投稿される写真や画像は、構図や画質といった素材のクオリティー審査をはじめ、被写体になっているモデルや所有者の許諾(モデルリリース・プロパティリリース)の確認など、一定の基準をクリアしたものだけがラインナップされています。

ストックフォトを利用する際の注意点

上でも触れたように、ストックフォト(サービス)は、写真や画像などの素材を「利用規約の範囲内で使用できる権利」のもとで、素材を購入(ダウンロード)する形になります。

したがって、ダウンロード(購入)した写真や画像などの著作権は、引き続き「素材の作成者」や「ストックフォトサービス」にあるので、著作権が手放された「著作権フリー」と混同しないようにしましょう。

また、ストックフォトサービスでは、一般的に、アダルトやポルノといった性的描写が絡むコンテンツをはじめ、暴力や麻薬といった違法行為が絡むコンテンツでの素材使用を禁止しています。

さらに、ストックフォトサービスによっては、出会い系・ギャンブル・消費者金融・整形など、コンテンツによっては素材の使用方法に注意が必要な規約もあるので、ストックフォトサービスを利用する際は、あらかじめ利用規約を十分に確認するようにしましょう。

 

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